代官町通りのさくら実

桜の実
桜の実

 梅雨の頃になると代官町通りに桜の実を集めに行きます。皇居ランナーは、この時期の桜の下は実が歩道に落ちているので靴が汚れて嫌なようです。しかし、桜の実を集めるのは、私の大事な年中行事です。

 ところがその行事も、2年前の2月に大雪が2回降った結果、桜の枝が至る所で折れてしまったため、実の収穫は激変しております。

 桜には2種類あって、実を食べるのはサクランボです。こちらは花より実が大事ですが、春に愛でる花は、花の終わりに実がなります。一般的に人は花が散ると無関心になるため、花の後に実が付くことは知らせていません。このことが残念でならないから、実を集めては染色して、その色の美しさを語っています。

静かな空間
乾門と乾濠の間に
小さな憩いの空間があります。
女神の像もあって静かです。

 これらの実が付くためには、品種の違う桜が近くにないとなりませんので、染井吉野の並木道にはなりません。千代田区では多品種の桜が多いので、至る所に実がなっていますが、中でも代官町通りのバラエディに富んだ桜たちには実がついています。小鳥も頻繁に食していますが、食べきれなから落ちた実が歩道を汚しているわけです。残念ながら、桜の木の下を歩いていても、それが桜の実だと気づく人さえいないのです。

 実の色や形、味は品種ごとに異なり、大豆のような球形からささげのような楕円形までありますが、どれも美味いとは言えません。ブログ記事「桜の実」をご紹介しました。実は最初赤くなって、次第に熟すると紫色になります。色にはアントシアンというブドウと同じ色素があります。その実を蒔いて、発芽させ、桜を育てることもできます。ただし、誰がお父さんかが不明なので、どんな桜になるかわからない。そのため桜の育種は接ぎ木で育てるわけです。