桜の手入れ

 11月19日は快晴、穏やかな日でした。皇居の周囲を歩いて紅葉を楽しみながら、千鳥ヶ淵大公園に行きました。先週から千代田区役所道路公園課が、桜の枝を剪定しており、その枝をいただきに行きました。
 桜は葉が落ちると剪定の時期のはじまりです。落葉した後の桜は、休眠状態になります。この休眠がないと春に開花しないので、重要なことなのです。この時期に移植や剪定をおこなうと上手くいきます。
 桜の枝をいただいたのは、11月26日に千代田区さくらサポーター事業で「さくら染め体験教室」で染色をするためです。

 千代田区内の傷んだ桜を手入れをして、桜を元気にする「さくら再生事業」をしています。新しい桜も植えています。
そして、桜のことを少し知っていただくための講座を開いています。私の講座は1年間に3回あります。今回は2回目になりますが、千代田区の枝で、木綿の手袋を染色する予定です。
 切られた幹の部分は、傷口からばい菌が入らないようにコーティングします。桜はこのような手当てをしておかないと病気になりやすいのです。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉がありますが、梅は木に抗菌作用が高く、桜は抗菌作用が弱いため切り口を守る必要があるからです。
日本各地で桜の手入れの時期になっていますが、千代田区のように枝にコーティングをしているところはまれです。切り口の始末を怠り、桜の木全体が弱くなっているケースが目立ちます。とても残念です。
 今回私が入手した枝には、まだ葉が付いていました。この切りたての枝を煮ると、赤ワインのような色がでます。次回はどんな色が生まれたかをご紹介しようと思います。